√kyo #04: セカンド・オピニオン

いつもいつも財布を開く度、
例のチビッ子から渡されたド派手な名刺と共に
満面な笑みで芸能人並に加工処理された写真がチラつく…



捨てようか…でもそれは流石に失礼ですよね。

仮でも私のギターを褒めてくれた子ですし…。



仲間たちと遊びに行った時

コンビニでお金を払う時電車に乗る時etc...

常に現れるアイドル風写真に、

いい加減嫌気がさしてきたので

一度御礼を言ってから破棄する事に致しました。


メール…だとしつこく付き纏われても困るので、

このケースでは電話で簡潔に済ますというのが無難な選択ですね。

わざわざ番号に当て仮名付いてる…うちの病院じゃあるまいし…



-Calling-


空:『もしもし…』


かなりスパンを開けてしまったからでしょうか、

少々オドオドした感じに聴こえたのですが

それもその筈です、彼は私の番号を知りません



響;『夜分遅く申し訳ありません、晴田空さんですか?
   私、以前名刺を頂いた、海懐響と申します。』



そう告げたのちに返ってきた言葉は、

またもや公式では到底解けないであろう問題でした。



空:『高校生が死にそうなんです!!助けてください!!!!』



えっ…急患ですか!!??


"生涯学習"

それは医療従事者を目指す私に課せられた、

"運命=ライフスタイル"です。


そして渡された新しい台本もまた、

"ミスキャストなサラブレッド役"の様でした。